点鼻薬 フルナーゼ

フルナーゼ点鼻薬の作用と効果

鼻水、鼻づまりなどで人体への異物の侵入を排除しようとする防御のメカニズムが
過剰に現われた状態を鼻過敏症と呼びます。
フルナーゼ点鼻薬は、この鼻過敏症の治療に使用される治療薬です。
1994年に鼻過敏症治療薬として承認を受け、現在100ヵ国以上で承認されている点鼻薬です。

 

フルナーゼの主成分はフルチカゾンプロピオン酸エステルというステロイド(副腎皮質ホルモン)の
一種で、アレルギー性鼻炎などの花粉症対策にも使用されます。
アレルギー反応の元になる鼻粘膜のヒスタミンという物質を減少させ、抗炎症作用、抗アレルギー作用を
示し、くしゃみ・鼻汁・鼻づまりのアレルギー性鼻炎の3大症状を改善します。
通常、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎の治療に用いられます。

 

比較的即効性があるといわれ、また一般的な内服する抗アレルギー鼻炎薬では改善しづらい
鼻づまりにも効果が高く、副鼻腔炎や花粉症の薬としても利用されています。

 

フルナーゼの一番の特徴は、鼻粘膜に直接薬剤を付着させる鼻噴霧タイプの点鼻薬ですので、
他のアレルギー薬などに比べ、ステロイドによる全身性の副作用のリスクは低く、
また、眠くなりにくいことです。
また、フルナーゼの主成分のプロピオン酸フルチカゾンは、内服するよりも、
点鼻する方がより効果を発揮します。

 

また、鼻づまりがあると、近年増加傾向にある睡眠時無呼吸症候群(SAS)になる可能性があります。
放置しておくと悪化し、さまざまな病気を引き起こしますので、早めに治療することが大切です。

フルナーゼ点鼻薬の副作用

フルナーゼ点鼻薬は鼻粘膜に直接噴射させ使用しますので、全身性の副作用はまずありません。
局所的な副作用としては、鼻への刺激感・鼻の痛み・鼻腔内の乾燥感・不快臭・発疹・むくみ・
鼻出血などが起こる場合があります。
重い副作用はほとんど見られませんが、まれに、呼吸困難・全身発赤・血管浮腫・
目や口唇のまわりの腫れ・じんましん等のアナフィラキシー症状がみられることがあります。

 

アナフィラキシー様症状の初期症状である可能性がありますので、すぐに医師や薬剤師に相談し、
必要であれば診察をすぐ受けるようにして下さい。
傷の治りを遅らせる作用がありますので鼻の手術後や外傷、鼻中隔潰瘍のある人は
医師に相談して使用してください。

 

誤った使い方を続けると、鼻粘膜が弱まり鼻血が出やすくなるので、
正しく上に向けた状態で噴射してください。
飲み合わせとしては、エイズの治療に使われるリトナビル(ノービア)とは併用できません。
フルチカゾンの血中濃度が上昇し、強い副作用が出る恐れがあります。

 

フルナーゼ点鼻薬の使用方法

フルナーゼ点鼻液は、1日に2回、両方の鼻腔に1回ずつ噴霧しますが、
症状により増減します。
最初の噴霧吸入を行う前だけは、予備噴霧として数回噴霧し、液を完全に霧状にします。

 

できるだけ容器の先端が鼻に触れないように気を付けながら噴霧して下さい。
鼻の中に薬をで行きわたらせるために、数秒間上を向き鼻からゆっくり呼吸をしましょう。
このとき、鼻をかまないで下さい。

 

小児用のフルナーゼ点鼻液は4歳未満の乳幼児には使用できません。
4〜11歳までの小児の場合、1日1回、右左1噴霧ずつ点鼻します。

 

保管についてですが、直射日光・高温・衝撃を避け、小児の手の届く場所に保管しないで下さい。

 

フルナーゼ点鼻薬を病院で処方してもらう場合の流れと価格

フルナーゼ点鼻薬はステロイド剤(副腎皮質ホルモン)ですので、
同一成分を含有する点鼻薬は日本国内では市販されていません。
市販の点鼻薬は「血管収縮剤」が主な成分で、この成分には「リバウンド現象」といって、
使い続けると効果が弱まるだけでなく血管が広がってしまい、症状が重くなる恐れもあると言われています。

 

フルナーゼ点鼻薬は通常、医師の処方箋がなければもらえません。
耳鼻科やアレルギー科や内科で、自分の症状を医師に説明し、診察を受けて処方してもらいましょう。
フルナーゼ点鼻薬を以前使ったことのある人は、その旨を医師に話して処方してもらいます。
調剤薬局によっては取り寄せなどになる場合もありますので、
やはり耳鼻科、アレルギー科を受診し近くの調剤薬局で処方してもらうのが良いでしょう。

 

フルナーゼ点鼻液は50μg56噴霧用で1瓶当たり1617.70円、
フルナーゼ点鼻液50μg28噴霧用で1瓶当たりの薬価は818.9円、
小児用フルナーゼ点鼻液25μg56噴霧用は、1瓶当たり818.9円です。
病院での処方には診察料や処方箋料が別途かかり、その料金は各医院によって異なります。

 

花粉症の時期の病院はものすごく混雑するため、あらかじめ薬を常備しておくという方もおり、
フルナーゼやアレロック通販で購入する人も増えています。

 

フルナーゼ使用で鼻血が出る理由

フルナーゼは鼻の炎症をとる点鼻薬で、鼻粘膜のヒスタミンを減少させ、
鼻水や鼻づまりなど不快な鼻の症状を改善することができる薬です。

 

フルナーゼの有効成分のステロイドは、抗アレルギー・抗炎症作用の強い成分で、
不快な鼻炎症状を改善します。
通常、アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎の症状のある方に使用しますが、
効果が現れるまでには数日かかることがあります。

 

主な副作用として、鼻血、鼻の刺激感、乾燥感などが報告されています。
フルナーゼなどのステロイド剤では鼻血が出やすくなったりすることがあります。
フルナーゼは鼻の上部に向けて噴霧しますが、鼻中隔の方向に噴霧を続けると、
その部位の鼻粘膜が弱まり鼻血が出やすくなります。
使用後は、鼻の奥まで薬が届くように、頭を少し傾けたままで少しの間待つ方がいいでしょう。